長らくご無沙汰しております。プラシーボ吹嘘と申します。
ここのところは、更新に随分と間が空いてしまい、申し訳ありません。
以下では反省の意味を込め、備忘録の意味合いも含めまして、2013年の活動を振り返りたく思います。ご参考まで。
●第13回東方SSこんぺ:お題『嘘』(
東方SSこんぺ(三代目)本部)
10月から開催されたSSこんぺに参加させて頂きました。タイトルは『スカーレット/ホワイト・ライズ (あるいは、その吸血鬼に訪れたインスピレーションについて)』(
本文)、紅魔館を始めとして、登場人物 超、約333kbの長編となってしまいました。この長さにもかかわらず一定の評価を頂き、大変有り難く思います。頂いたコメントは一つ一つ折に触れ読み返しています。素敵な催しの参加者・読者の皆様、何より主催者様に、改めてお礼申し上げます。
作品については、執筆時間の不足もあって、課題の残る出来となりました。多々頂いたアドバイスを元に、決定版を製作したいところです。ご期待なさらずにお待ち下さい。
●2月3日 大⑨州東方祭7
でみせさん(BARふぐるま。)主催の東方SS合同誌『同情するなら票をくれ!』(
web)に参加させて頂きました。
こちらには二つの面白い縛りがありまして、一つは文章、挿絵担当共に福岡在住の作者のみで構成されていることです。総勢00名が全員福岡に住んでいるのだなぁと考えると、血の縁というものを感じます。
またもう一つは、人気投票合同と銘打たれているように、第9回東方シリーズ人気投票において50位以下にランクインしたwin版以降のキャラクターのみしか登場させられないこと。当然ある勢力にも出せるキャラと出せないキャラが混在し、パズルのようで面白かったです。
私は、『明日に懐郷の響きあり』を寄稿させて頂きました。(残念ながら)あまり例を見ない、レイラ・プリズムリバー主体の短編です。彼女が登場する二次創作はもっとあっても良い筈。
また中表紙と挿絵については、ネヒツジさん(
pixiv)にご担当頂きました。私の投げっぱなしかつ妙に細かい指定を上手くイラストにして頂きありがとうございます。レイラ・プリズムリバーという明確なビジュアルの無いキャラを、上手く作中のイメージ通りに形にして頂けました。
●5月26日 博麗神社例大祭10
個人誌『夜と闇の狭キ間で』を頒布させて頂きました。人間と妖怪の関係に焦点を当てた三作を収録。それぞれルーミア、リグル、ミスティアに纏わる物語です。
収録策の内、『夜雀の歌が聞こえる』『はらぺこよーかい一日未満』は東方創想話に投稿させて頂いたものです。特に『夜雀~』は私が生まれて初めて執筆したSSなので、思い入れも一入でした。かつてと今の文章を比べられると、悶え苦しみながら死にます。
また初めて印刷所に製本を依頼した本となりまして。突き付けられた課題も含めて、色々な意味で忘れられない作品です。
同時に、リコーダーさん主催の東方SF合同誌『科學奇幻』(
特設)に参加させて頂きました。『POINT OMEGA』『Viraja Aupamya』の流れを汲む一作。タイトルは大陸の言葉で“science fantasy”を意味するとか。まんまですね。
私は『ねじ巫女ぐる巻きナライズライフ』という短編を寄稿させて頂きました。紫の提供するドラえもんチックな不思議道具について、靈夢や魔理沙、早苗といった面々が姦しい一作。所謂ところの“すこしふしぎ”なお話です。
カラー口絵および挿絵はasmoさん(
pixiv)にお願い致しました。作品のイメージ通り、可愛らしくもちょっぴり不気味かつ不思議な少女達のいる空間を見事に表現して頂きました。カラー口絵は特設サイトにもご覧頂けますので必見です。
誌中ではなんとトップバッターに抜擢され、有り難くも好評を頂きました。私はともかく続く執筆者は名うての作家さん揃い。SFと東方の化学反応として、いずれも唸らせられる作品が連なります。水之江めがねさんの丁寧かつ要点を押さえた解説や美麗なカラー口絵も見逃せません。十二分に読み応えのある一冊となっておりますので、多少なりとも東方とSFに興味のある、未読の方は是非。
●8月16日 コミックマーケット84
うるめさん(room-butterfly)主催の東方忍殺風ノベライズ合同『ZINJASLAYER』(
特設)に参加させて頂きました。懐の広さには定評がある東方と、独自に極まった世界観を誇るニンジャスレイヤーが混ざってタダで済む筈もなく、果たして奇妙奇天烈な化学反応が起きております。両作品を知る方にはお勧めの逸品です。
私は『』という題で、東方求聞口授のノベライズを担当させて頂きました。相応のアレンジを加えた結果、原作の影形も無くなってしまったことはご愛想。いやしかし、特徴的に思えて、忍殺文体は難しい。修行不足を痛感致しました。
付け加えさせて頂きますと、際物揃いの作品は元より、冊子の装丁にも注目です。ニンジャスレイヤー原作(あいや、翻訳小説ではありますが)物理書籍に忠実なそれは、貴方に良質なアトモスフィアをもたらすこと請け合いです。
私自身、イベントに行けなかったことが心残り。一般参加でも良いので、夏コミにもいつか参加したいものです。
●11月3日 科学世紀のカフェテラス(秘封倶楽部オンリー)
参加させて頂きました。前年は申し込んでおきながらサークル主が参加できなかったので、リベンジです。
秘封倶楽部十周年(蓮台野夜行から数えて)にちなんで、個人誌『十年と二十四億粁の手紙』を配布させて頂きました。タイトル通り、十年の時間と二十四億粁という距離を超えて届く手紙のお話。ちょっとした仕掛け付きです。
挿絵のイラストは、例大祭の個人誌に引き続き さんにお願いしています。これまで出したコピ本の数々も手伝ってもらっていて、頭が上がりません。今年も何卒宜しくお願い申し上げます。頼りにしてます。
●12月30日 コミックマーケット85
私事で直前にバタバタしていたため、本を出す出さないどころかイベントに参加できるかも危ぶまれましたが、どうにかこうにか全うすることができました。
個人誌のコピ本、『盲夜行』を頒布させて頂きました。秘封倶楽部のお話。この本も含めて、過去に頒布したコピ本はほとんど手元に残っていないのですが、何らかの形で採録したいものです。あとはプレビュー版の回収を……。
もう一つ、野田文七さんの作品紹介ページにおける。キャッチおよび概要文の一部を担当させて頂きました。正直普通にSSを書くより大変でしたが、一ファンとして関わらせて頂き嬉しかったです。
2013年は、初めて印刷所を利用させて頂くと共に、様々な合同にお誘い頂き、多くの経験を積むことができました。2014年は(もう一月も半ばを過ぎましたが)より高い目標を達成できるように精進したく思います。
是非とも生暖かく見守って頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。長文乱文大変失礼。プラシーボ吹嘘でした。